呼吸器内科
呼吸器内科・睡眠時無呼吸症候群の治療は奈良市の江川消化器内科医院へ
呼吸器内科
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呼吸器内科では、肺癌、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息等に経験深くX線デジタル診断装置(FCR)による診断も加え、適切な診療が可能です。
近年問題になっている睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてのご相談も受け付けております。気管支炎、肺炎、風邪等も原因を的確に診断し、適切な治療を心掛けております。
いびきと睡眠時無呼吸症候群
いびきや睡眠時無呼吸は、居眠り事故を高率に引き起こすほか、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の悪化を引き起こすとともに、狭心症や心筋梗塞などの心臓病や脳卒中などのリスクを高める怖い病態です。
ご自宅でできる検査でリスクを適切に評価させて頂きますので、いびきが気になる方はお気軽にご相談下さい。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、ノドの空気の流れが弱くなったりする(低呼吸)病気です。
一般には、10秒以上の無呼吸もしくは低呼吸状態が1時間に5回以上ある場合を睡眠時無呼吸症候群と定義します。
原因としては、下記のような様々な因子により、睡眠中に上気道が狭くなり、最終的には上気道の閉塞を引き起こすとされています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
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睡眠時無呼吸症候群(SAS:sleep apnea syndrome)とは睡眠中に無呼吸を繰り返す病態の総称です。
定義は「10秒以上続く無呼吸が,一晩の睡眠中(7時間)に30回以上、または睡眠1時間中に平均5回以上認められ、かつその一部は健康人では最も規則正しい呼吸が観察されるnon-REM睡眠中にも認められる場合」となっています。
SASには大別して閉塞型(OSAS)と中枢型(CSAS)がありますが、多くはOSASです。
OSASは呼吸中枢は正常ですが、睡眠時に上気道(のど)が閉塞し舌根沈下の状態となっているのです。呼吸再開時に大きないびきを伴います。
SASの危険性
SAS(睡眠時無呼吸症候群)にはどのような問題があるのでしょうか。
SASがあると睡眠の質の低下が起こります。つまり無意識のうちに夜間何度も起こされているのと同じことになり良質な深い睡眠を得ることが出来ていないことになります。
また、無呼吸時には低酸素状態に体や脳が曝される事になります。
この為、昼間いつも眠たい、集中力に欠ける等の自覚症状が出現します。
さらにSASの状態が続けば不整脈、高血圧、多血症、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、肺高血圧等様々な疾患を引き起こすことが最近の研究で分かっております。突然死にもつながる可能性があるのです。
SASの患者生存率は健常人に比べて明らかに低い
当院ではこのSASの診断、治療を行っております。以前から家人にいびきや無呼吸を指摘されている、昼間よく居眠りをする、朝起床時に頭痛がある等の症状のある方は一度当院にご相談下さい。
まず簡単に自宅で装着し検査出来る簡易終夜睡眠ポリグラフィーにて検査を行っております。
治療も生活習慣改善指導、CPAP療法など病態に合わせて適切に実施しております。